うつ病と診断されてか2年以上経過しました。
今だに調子が良くないうつ状態の日もあり、なかなか寛解までいかない日々を送っています。
ただうつになったばかりの時と比べれば動ける日もあるので良くはなってきているとは思います。
今回はうつ病と診断された僕が、うつ病かもしれないと苦しんでいる方や、すでにうつ病と診断されている方、またその家族や友人の方に伝えたいことを文章にしてみようと思います。
うつ病はある日突然やってくる
うつ病はある日突然やってきます。
現在2回目のうつ病闘病中の僕ですが、1回目のうつ病は今から10年以上前のことになります。
26歳の頃、ファミレスの店長をしていたころ、うつ病になり退職しました。
うつ病になった原因は、長時間労働と、姉の自殺がきっかけだったのではないかなぁ〜と思っています。
ただこれが原因だとは特定できないのも、うつ病の特徴でもあるので真相はわかりません。
2回目のうつ病はリサイクルショップの店員をやっていた時です。
現在は退職して無職になってしまいましたが、半年ぐらい前まではリサイクルショップで勤務をしていました。
リサイクルショップでは長時間労働をしていたわけではありませんでしたが、仕事が終わったあとブログを書いたりアフィリエイトサイトを作ったりと、副業をやっていたことが負荷になりうつ病になってしまったのかもしれません。
昔から自分は夢中になると寝ないでも仕事ができる性分で、アフィリエイトサイトを夜中まで作っていました。
ですので、うつ病になってしまったのは自分の限界を知らず作業をしていた自分にあると思っています。
うつ病かもしれないと悩んでいる方へ
健康診断では異常がないけど、
- 最近からだがだるく疲れやすい
- 騒音が気になる
- 音楽を聴いていてもつまらないし、反対にうるさく感じる
- 今まで楽しみだった趣味などがつまらなく感じるようになった
- 最近気が沈んだり気が重くなることがよくある
- 朝は特に無気力な時がおおい
- 夜眠れない。または朝早く目覚めてしまう
- 食欲がない
- 生きているのがつまらない
- 死にたい
これに5個以上該当する項目があるなら、心療内科で受診してください。
うつ病は酷くなってからより、初期の段階から治療した方が良くなるのが早いと言われています。
僕の場合はこのような症状が出ていたのにもかかわらず、病院に行くのが面倒だったのでそのままにしていたところ、最後には仕事に行けなくなくなるぐらい鬱状態になり仕事関係者の方にかなり迷惑をかけてしまいました。
もし、この記事を読んでくれているあなたや、あなた以外の家族や親友がこのような事で悩んでいるのでしたら、迷わず心療内科に受診することを勧めてください。
別に病院は怖いとことではありませんし、うつ病の人の考えを一番理解できるのは医師またはカウンセラーの人です。
うつ病という病気は、一般のなんでもない人には、理解を得られない病気です。
今の症状を恋人や、家族、親友に話しても、理解を得ることは難しいと思った方がいいです。
話すことは悪いことではありませんが、理解を得ることは難しいと思ったうえで話しましょう。
僕もうつ病と診断される前に恋人に体調が悪いことを話したのですが、
「そんなの気のせいじゃない?」
「そんなに大変な仕事をしてないし、だって健康診断でなんでもないって言われたんでしょ」
と簡単にあしらわれてしまいました。
そして思いがなかなか伝わないのでさらにケンカにもなってしまいました。
一般のなんでもない人にうつ病のことを話しても、
「ただのあまえ!」
「気持ちの問題!」
それであしらわれてしまうと思った方がいいです。
だけど病院の先生やカウンセラーの人は違います。
親身に話を聞いてくれます。もちろん心の中では何を思っているかはわかりませんが、話は聞いてくれます。
病院によっては先生は1人あたりにかけられる時間は限られているので、すぐに話をとめて終わりにしようとします。自分の思いを長い時間聞いてもらいたいなら、カウンセラーの予約などが必要になります。
うつ病の薬を飲むのに抵抗がある方へ
僕は今回のうつ病は2回目になりますが、1回目のうつ病の時は薬は飲まないで治療した経験があります。
心療内科でうつ病と診断されても、薬を使わないで治療するという選択肢もあります。
医師も無理には薬を処方することはしません。
ですので、自分の思う治療法を選択すればいいと思いますが、もし現状で死にたいと思う感情が出たりするのであれば迷わず薬を使っての治療をした方がいいと僕は思います。
抗うつ剤は即効性はありませんが、抗不安薬に関してはすぐに効く薬もあり体が楽になる場合もあります(抗不安薬は依存性が強いものもありますので、無理に飲むものではありません。ただ今でも僕は飲んでいます)。
それともし抗うつ薬や抗不安薬に抵抗があるならば、漢方薬での治療も視野にいれてもいいかもしれません。
僕は今回は漢方薬での治療から始まりました。
結果は3ヶ月漢方薬だけで、仕事をしていて、結局最後はダウンしてしましまた。
その後は普通の抗うつ薬に変更して今にあたります。
死にたいと思ってしまっている方は、必ず医師に相談してください。
薬を飲めば死にたい気持ちがおさまる場合もあります。
うつ病の薬は合わない場合もあります
僕の始めて飲んだ抗うつ薬は「レクサプロ」という薬です。
抗うつ薬として、かなりの割合でうつ病患者に使われている薬のようですが、僕には合わない薬でした。
飲み始めて3日目で、身体中がそわそわして、いてもたってもいられない状態になり苦しんだ経験があります。
医師にそのことを話したら、服用は中止になりました。
うつ病の薬は合わない場合もありますので、副作用に苦しむことは覚悟しておきましょう。
今飲んでいる抗うつ薬は「リフレックス」でそこまできつい副作用はありませんが、午前中の頭がぼ〜っとしたなんとも言えない眠気というかそんな感じの副作用はあります。
うつ病になり経済的な不安がつきまとっている方へ
うつ病になると、仕事をうまく続けられなくなる方が多いので、経済的な不安を抱えている方が多いと思います。
僕の知っている上での経済的不安を和らげる公的手続きを何個か紹介します。
自立支援医療の制度
この「自立支援医療の制度」を利用すれば、医療費を3/1まで減らすことができます。
僕の場合この制度を利用しているおかげで年間10万円くらい医療費が安くなっています。
詳しくは下の記事でも紹介しています↓↓
うつ病の医療費が高いので、自立支援医療の申請をしてきた!
傷病手当金
この制度を利用すれば給料の3/2程度の収入を得ることができます。
いろいろ条件はありますが、うつ病になり退職してしまってももらい続けることができます。
最長は1年半です。詳しくは下の記事でも紹介しています↓↓
うつ病で仕事を休職・退職 傷病手当金の申請・書き方
障害年金
最初に診察を受けた日から1年半経過後に申請できる制度です。
申請が通れば毎月お金の支給を受けることができます。
まだ自分は障害年金についてはよく調べていないので、詳しく説明ができません。
詳細を知りたい方は日本年金機構のページでご確認ください↓↓
https://www.nenkin.go.jp/service/jukyu/shougainenkin/jukyu-yoken/20150401-01.html
うつ病で死にたいと思ってしまった方へ
うつ病にかかり死にたいと思ってしまったら、迷わず心療内科の医師に相談してください。
あなたの症状をみて、入院と判断するかもしれませんし、あなたに合う薬を出してくれるかもしれません。
抗うつ薬は飲めばすぐに効く薬ではなく何週間か時間がかかりますが、抗不安薬は即効性のあるものもあります。
僕も10月ごろからうつの症状があまりにも辛くなってしまったので「抗不安薬」を処方してもらったところ、かなり症状が和らぎました。
それと医師は基本的には当事者本人の意思を尊重してくれるので、無理やり入院させるということはないので安心してください。
最近コロナウィルスの影響のせいもあってか芸能界でも自殺をする人が多くなってきているような気がします。
・三浦春馬さん(享年30)
・芦名星さん(享年36)
・藤木孝さん(享年80)
・そして竹内結子さん(享年40)
別に知り合いというわけではありまえんが、自殺した方のニュースなどをみると悲しくなり涙が出てきます。
もし自分が死んでも誰も悲しむ人もいないし、生きている意味がわからないと思っても自殺だけはしないで.......
私は知らない方だったとしても、悲しいです...
いのちの電話
すぐに医師に相談できる状況ではないと思ったら、いのちの電話に電話してみましょう。
心が落ち着くかもしれません。
下のリンク先では全国のいのちの電話の電話番号が調べられます↓↓
小児がんで命を失ってしまった女の子の詩
こちらは「小児がんで命を失ってしまった女の子の詩」です。
生きたくても生きられない人がたくさんいるということを考えてみてください。
『命のたいせつさ』
命はとても大切だ
人間が生きるための電池みたいだでも電池はいつか切れる
命もいつかなくなる電池はすぐに取り換えられるけど
命はそう簡単には取り換えられない何年も何年も
月日がたってやっと
神様から与えられるものだ命がないと人間は生きられない
でも『命なんかいらない』と言って
命をむだにする人もいるまだたくさん命がつかえるのに
そんな人を見ると悲しくなる命は休むことなく
働いているのにだから
私は命がつかれたと言うまで
せいいっぱい生きよう
この詩は5歳の時に神経芽細胞腫という小児がんにかかってしまった宮越由貴奈さんの詩です。
5年半に及ぶ闘病の末、1998年6月28日に11歳という短い生涯を終えたようです。
生きたいと思っても生きられない人もいます。
そして人間はそのうちいつかは死にます。
生きたいと思う人がいるのに、自分で自ら命を絶つ必要はありません。
僕も消えたいと思う気持ちは、うつ病になって何度もわきあがってくることがありました。
ただ僕は親より先に死ぬのだけは、絶対にしてはいけない。と思う気持ちがあるので今を生きています。
うつ病と診断されたらSNSで同じ境遇の人をみつけてみよう
うつ病で苦しんでいる人はあなただけではありません。
ツイッターやフェイスブックなどのSNSをやってみませんか?
別に自分がつぶやいたり、発言する必要はありません。
読んでいるだけで元気づけられたり、同じ境遇の人はいるんだと気付くはずです。
下のリストはうつ病になってしまったら、自分がおすすめしたいツイッターでフォローした方がいい人の一覧です。
こちらのアカウントの人は、精神疾患を持っている人。以前精神疾患だったけど克服した人。
または精神科医の人のアカウントの一覧です。
有意義な情報を発信していますので、ぜひフォローしてみてください。
・まるるんず語録さん(@marurunzmemo)
・ほっしーさん(@HossyMentalHack)
・姫野さん(@himeno_kei)
・あかりさん(@engawa_akari)
・まつさくさん(@sakura_tnh)
・ちこさん(@chiko_bd2)
・ブリ猫さん(@bnyan42)
・松浦さん(@bipolar_peer)
・岡本さん(@running_doctor)
・鳥本さん(@akiratorimoto)
・リョコモコさん(@ryocomoco)
・いっちーさん(@ichiipsy)
・Yokkoi41さん(@yokkoi41)
・桜井さん(@sakurai7715)
・きむらさん(@eri010k)
・キュゥべえ(@qbutu)
・shige@うつ病で隠居Bライフ(@TommyLeeJonesA)
・精神科医・樺沢さん(@kabasawa)
またフェイスブックでもうつ病の人などの精神疾患に苦しんでいる人のグループなどがあります。
このようなグループに入って情報を共有してもいいと思います。
ただフェイスブックのうつ病のグループは非公開なこともあってか、かなりネガティヴ発言が多くみられます。
「死にたい」「今リストカットしました」など。
このような発言が見たくないのであれば、グループには入らない方がいいと思います。
反対にこのような発言を見て、同じ境遇の人がいると実感し励みになる人もいると思います。
感じ方は人それぞれです。一度グループに入ってみることをおすすめします。こちらも別に発言をする必要はありません。
みているだけでもいいのです。不快だと思えば、すぐにグループから退会すればいいだけです。
うつ病の家族や友人がいる方への接し方
うつ病の人への接し方はとても難しいと思います。
考えれば考えるほどどう接していいかわからなくなると思います。
気分転換になると思い、うつ病の人を外に連れ出したら、かえってうつ病を悪化させてしまったり、ほんとうつ病の人への接し方は難しいと思います。
その人の性格や体調の具合いによっても接し方は変わってくると思います。
ただもし、あなたの家族や友人がうつ病で苦しんでいて、その人を助けたいと思うならこの言葉を伝えてあげてください。
「あなたがどれくらい苦しくて、辛いのかはしょうじきわからない。だけど私はあなたの味方だから何か私にできることがあったら言ってね」と。
うつ病の人は、誰にもわかってもらえない気持ちと、孤独と不安につぶされそうになっています。
味方だよと言ってもらえるだけで、うれしいです。
最後に
まとまりのない文章ですが、僕がうつ病になって思った、みんなに伝えたい事は以上です。
また伝えたいことが増えたら記事に追記していきたいと思います。