こんにちは!元リサイクルショップ店員のAKIRAです。
今回は家庭用エアコンの取り付ける方法を解説します。
取り付ける位置や、配管の出し方で取付け方法は変わってきますので、全てのケースでこの方法が使えるとは言えませんが、基本的な部分は同じです。
今回の取り付け環境は、配管の穴があいていて、壁面は石膏ボード、この状態での取り付ける方法を紹介します。
エアコンの取り付けには銅管などの部材が必要になります。下のような配管セットならフレア加工もしてあるので便利です。
エアコンの取り付け方法
上の画像のように壁が石膏ボードで、配管を通す穴が空いている状態での取り付け方法を解説します。
中心位置を決める
配管を通す穴の位置から、エアコンを取り付ける位置を決めます。
位置が決まったらキリなどを使用して小さな穴を開け、石膏ボード用のアンカーを打ち込みます。
小さい穴がたくさんありますが、これは前回エアコンを取付けしていた時に、使用した穴であって今回のエアコン取付けとは関係ありません。
ちなみにこれが石膏ボード用のアンカーです。
据付板
次に据付板を仮止めします。
水平器を使いこう配に注意して位置を決めます(今回の場合は右にこう配をつける)
据付板を止めるネジの位置を決め、キリで穴をあけた後、石膏ボードのアンカーを打ち込みます。
全部で5箇所ぐらい止めれば据付板も安定するでしょう。
仮設置
絶対ではありませんが、私は仮設置を一度します。この時に設置した状態での、実際の見た目やこう配のチェックを行います。
配管の曲げ
配管の曲げを行います。配管は一度折ってしまうと戻らないので、丁寧に折れがでないように配管の穴の位置に合わせて曲げます。
据付板を付ける時に寸法通りにつければ、垂直になるまで曲げれば大丈夫です。
連絡電線の取付け
次は連絡電線の取付けです。室内機を壁に付けてからでは難しい為、先に繋ぎます。外側から配管を通す穴を通して室内機に取付けします。
室内機の取付け
銅管、ドレインホース、連絡電線を保護テープでまとめて壁に取付けします。
外側部分から銅管の曲げ
外側に出た銅管を室外機設置位置を考えながら曲げます。上記画像は曲げる前の画像です。
外側部分から銅管の接続
銅管を接続します。
エアコン専用のトルクレンチをなるべく使用して、決まった力で締めます。
フレア加工が必要な場合は下の記事を確認してください。
>>【フレア加工のやり方】エアコンの銅管(冷媒菅)の接続をフレアツールを使ってやってみるドレインホースの接続
ドレインホースも外側から接続して、保護テープで綺麗にまとめます。
室外機との接続
その後室外機と、銅管、連絡電線をつなげます。室外機側の銅管つなぎ目部分もトルクレンチを使用します。
真空引き
ガスをエアコンの銅管に通す前に真空引きをします。
真空引きのやり方は下の記事で詳しく紹介しています↓
>>【エアコンの真空引きの手順】真空ポンプを使用してエアパージをする方法[/box]
下記の動画は真空引きをはじめているところです。必ず真空ポンプをしようします。
次に銅管の中が真空状態になったので、バルブを閉めるところです。必ずマニホールドのバルブを閉めてから、真空ポンプを止めます。先に真空ポンプの電源を切ってしまうと、せっかく真空状態になったのに空気が逆流してしまいます。
ガスの開放
ガスを開放します。先に高圧のバルブから開けて、その後低圧のバルブを開けます。
細い銅管のほうが、高圧パイプになります。ほとんどのエアコンは高圧側が上にになります。
試運転
試運転を行いながら、マニホールドでガス圧のチェックをします。夏場、外気が30度ぐらいある場合は1.0ぐらいまでは上がります。
冬場の場合は0.7前後ぐらいの場合もあります。その後ガズ漏れチェックも行い、問題なければ作業終了です。ガス漏れチェックは、エアコンガス漏れ検地スプレーを使用すると便利です。
まとめ
最後の方は説明がかなり雑になってしまいましたが、今後画像など入手できたら、もうちょっとは詳しく説明して更新したいと思います。
youtubeエアコンの取り付け方法を紹介しています
エアコンの取り付け方法は動画で紹介しています。
お時間ある方は視聴していください。
真空ポンプを使用しないでエアパージをしています。
エアコンの取り外し方法も動画で紹介しています。