広告 うつ病・その他病気

24時間テレビでうつ病や精神疾患の病気が取り上げられない理由

24時間テレビを見ていて思うことがある。

ガンからの克服。
生まれつき難病に苦しみながらも生きて、夢を叶える。
生まれつき手足がないなどの、病気に苦しみながらも、山を登ったり苦難に立ち向かう子供たち。
生まれつき目が見えないのに、暗闇の中海を泳ぐ子供たち。

みんなすごいと思うし、苦しみながら前を向き立ち向かっていく姿は共感をよび涙をさそう。
僕自身うつ病になりさらに涙腺が緩くなったせいもあり2018年の24時間テレビでは泣きまくった記憶がある。

24時間テレビはたくさんの病気をとりあげるが、うつ病という病気はとりあげられない。

うつ病を克服していくおっさんの姿は取り上げられない。

それはなぜか??

共感できにくく、そして感動がうまれない病気だからだと思う。

うつ病は病気として世間的に認められてはいるけど

傷病手当や、障害者手帳を取得できるということは、うつ病という病気も今では世間的には認められているということでもある。

だけど、他人から見たうつ病とは

  • 心が弱くてなってしまった病気
  • ただ甘えているだけ。調子が悪い日なんて誰にでもある

その程度に思っている人もたくさんいると思う。

24時間テレビでうつ病や精神疾患の病気が取り上げられない理由

たとえば自分を例にあげてみる。

23歳でファミレスの店長になる。かなりのハードワークで月残業100時間以上→
26歳で姉がうつ病で自殺→
27歳で自分もうつ病になり会社を退職→
約半年はうつ病地獄を味わう→
その後1年間くらい体調の悪い期間を得て、社会復帰する。

これは実際に自分に起こった本当の話。

これを感動のストーリーにすることは、なかなかできないと思う。
たとえこのストーリを少し変えて、自殺未遂を何回も起こして、だけど周りの人に支えてもらつついろいろな苦難に立ち向かいながら社会復帰。
そんな風に変えてもたぶん多数の人からの共感と感動は得られない。

精神疾患はわかりずらい病気なので共感や感動を得ることがなかなかできず、24時間テレビに取り上げても視聴率を得ることはできないだろう。だから精神疾患は24時間テレビでは取り上げられない。

うつ病は死んでしまう可能性のある病気

うつ病は死んでしまう可能性もある病気。あくまで自殺するということだけど。

僕の姉は自殺して死んでしまった。車での練炭自殺。
母親は僕に言った。

「お姉ちゃんは病気にかかって死んでしまったんだよ」って。
なんどもなんども僕に言ってきた。まるで自分に言い聞かせて、自分が納得するためのようだった。

うつ病は、自殺をするという行為をしない限りは死なない。

だからこそ軽い病気にも思われがちなのかなぁとも思う。

最後に

うつ病は目で見てわかる病気ではないし、なった本人くらいしか苦しみはわからない病気だから、人にわかってもらおうとは思わない方がいいと思う。もしうつ病になってしまい、身近に自分のことをわかってくれている人がそばにいてくれるなら、それは幸せなことだと思う。

基本的にはうつ病になったら、周りの人には理解が得られないくらいに思っていた方がいい。

もうしょうがない。うつ病はそういう病気だから。

だからと言って、これだけは言ってはいけないことだと思っていることがある。

「ガンの人が羨ましい!みんなに心配してもらえるから」

わかりやすい病気の人はみんなに心配してもらえるのかもしれないけど、その手のことは絶対に言ってはいけないと思っている。

それと僕は親より先には死なない!それだけを目標にしてとりえず生きている。

おしまい。それではまた!

PS:たまにうつ病の記事を書こうと思います。うつ病という病気がこの世界からなくなるような新薬でも見つかることを祈っています。

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