今回は家庭用エアコンの冷媒ガスが減っている場合のガス補充の方法を紹介します。
たとえばガスの量が何かしらの理由で抜けてしまい、半分にへってしまったとします。
※例で半分に減っていると書きましたが、実際にはガスの量を測る事が出来ないため、半分減っているとは断定できません。
追加でガスを入れることにより、冷えるようになる場合もあります。
ですが、ガスの継ぎ足しは基本的にはやらない方がいいです
それでは以下、ガスの継ぎ足しをしない方がいい理由を解説します。
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エアコンが冷えない 原因
エアコンのガス補充を解説する前に、エアコンが冷えなくなってしまう原因を紹介します。
エアコン ガスの不足が原因
まずはエアコンのガスの不足が原因の可能性があります。
エアコンのガスが減ってしまった原因として、よくあるのが、
- 引越しの時などにエアコンを取り外して、その時にうまくガスの回収を行わなかった。またはガスの回収はちゃんとやったけど、新しい新居に取り付けのさいに、銅管の接続部分のフレア加工のミス等で、接続部分からガスが漏れてしまった
- エアコンの室外機を少し移動させた時などに銅菅に負荷をかけてしまい、接続部分から漏れてしまった(古いエアコンになると屋外に露出している銅管の劣化がある為、室外機を少し移動しただけで漏れてしまう場合がごく稀にあります
上のように何かしら原因があってガスが減ってしまう場合はあります。
エアコンのガスの量は年月とともに減っていくものではありませんので、何かしら原因はあります。
コンプレッサーの故障
コンプレッサーが故障してしまい、エアコンが冷えなくなってしまう場合もあります。気温が高い日に冷房運転をして室外機のコンプレッサーが動かない場合はコンプレッサーの故障が考えられます。
冷えない(効かない)エアコンのガス補充の方法
こエアコンのガスの量が減ってしまった場合のエアコンのガス補充の方法を紹介する前に、基本的なことを最初に言っておきます。
基本的にはエアコンのガスの補充(継ぎ足しは)は、やってはいけません。
なぜ継ぎ足しをやってはいけないのか最初に解説しておきます。
ちなみに、やってはいけないとはいえ、ほとんどのケースで継ぎ足しをすれば、単純にエアコンは冷えるようにはなります。ただ一時的に冷えるようになってもその後、いろいろ問題がでてきます
1.適正量に戻すことはできない
理由はエアコンのガスは現在何グラム入っているのかがわからないということが一つです。
たとえば、エアコンが冷えなかったとします。
マニホールドという道具を接続してガス圧を測れば、少なくなっているのはある程度わかりますが、適正量の何パーセント減っているかは絶対にわかりません。
ですので、ガスのつぎたしをする場合、ガス圧を見ながら、適当(感で)に入れることになってしまいます。
簡単に説明すると、エアコンごとにガスの適正量があり、減ってしまった場合、適正量ぴったりに戻す事ができないということです。
2.混合ガスの為
第2の理由として、R410というガスは混合ガスです。
詳しくは説明しませんが、つぎたしの場合ガスの比率がおかしくなってしまい、冷え方に影響が出る場合があります。
3.原因を特定しないとだめ
これは、エアコンガスをつぎたしする場合、初めから入れなおす場合どちらもあてはまりますが、結局継ぎ足しをしても、ガスの減った理由を特定し改善しなければガスは減ってしまいます。
エアコンのガスは通常の使用で、勝手に減っていくものではありません。
何かしら原因があり、ガスが減っているのです。
原因を改善しなければ、また同じことになってしまいます。
つぎたしはいけないことですが、ぶっちゃけ継ぎ足しすれば、冷えるようになる場合もありますし、継ぎ足しをしてしまう業者もいます。
完璧なやり方をまとめると
つぎたしがいけないってことは、完璧なやり方はどうやるの?
と疑問がでると思います。
完璧な方法は、まずガスが減った原因を特定し、改善します。
その後エアコン本体に残っているガスを空にし、量りを使用して適正量を初めから入れなおすのが完璧な方法です。
それでも継ぎ足しするという方はこんなやり方で
あまり良い選択ではありませんが、原因の特定ができず、一時的に冷えてくれればいいという方は、ガスのつぎたしという方法もありかもしれません。
ガスのつぎたしには以下のの道具が必要になります
・プラスドライバー
・マニホールド
・エアコンガス
・モンキー
それではこれからガスのつぎたし方法を解説します。
1.モンキーでナットを開ける
まずはエアコンの室外機のサイドにある銅管の接続部分のカバーをプラスドライバーでとります。
※上の画像はカバーのとった後のイメージ画像
次に上の画像の赤い矢印部分のナットをあけます。
2.マニホールドの接続
次にマニホールドと室外機をつなぎます。
上の画像を参考にしてください。マニホールドのホースの色は緑の場合が多いです。
つなぐ時はエアコン静止時にしてください。
3.マニホールドとガスボンベの接続
次にマニホールドとガスボンベをつなぎます。
上の画像に写っているマニホールドだと、英語表記でチャージと記載されている、一番右側の黄色いホースです。
※この画像だと字が読めませんが、本体にchargeと記載されています。
マニホールドの種類によってはホースの位置が違ったりしますので、説明書(マニュアル)があれば確認した方がよいです。
上の画像では赤ホースも接続していますが、それはガス継ぎ足しの時は使用しません。
あくまでイメージ画像ですのでご理解ください。
※赤ホースと接続しているのは真空ポンプです。真空状態にする時に必要な道具です。
黄色ホースを接続したら、マニホールドのゲージがcloseになっていることを確認し、ガスボンベを一度あけ黄色ホースにガスを充満させたあと、マニホールド本体の黄色ホースつなぎ目のジョイントを軽く開け閉めして、エアパージという作業をします。
エアコンの本体に空気が入らないようにする為の作業です。
エアコンガスにはR410 R32など種類がありますので注意が必要です。
2017製くらいのエアコンからR32のガスが増えてきました。
4.ガスのボンベをあけてチャージ
これで準備は整いましたので、エアコンを運転ボタンをおして動かし始めます。
動き始めたら、マニホールドのゲージをチャージの部分にすればエアコンのガスは入り始めます。
入れすぎると大変ですので、2秒程度チャージに回し、すぐにcloseにする。
エアコンがまだ冷えないようだったら、2秒程度チャージに回し、すぐにcloseにする。
この作業を繰り返します。
どのくらい入れれば適正な量になるかがわかるのであれば、一気に入れることも可能ですが、最初にも書きましたが、エアコンのガスの量はどのくらいへっているかは正確にはわかりません。
ですので、めんどくさいですが、「ちょっと入れて、冷えるか確認」そんな作業を繰り返さないといけないことになります。
エアコンのガスが少ないサイン
エアコンのガスが少ないサインは、エアコンから冷たい風が出ない以外にも、上の画像のように、室外機の銅管が霜で固まるという現象でもわかる場合があります。
ですので、エアコンのガスを入れていくと、銅管に霜がつかなくなる、そんな状態になる場合もありますので、そこを目安にしてガスを入れていくのもよいかもしれません。
上の画像は極端に霜がついてしまっていますが、エアコンのガスが少なくなっていると、銅管やバルブの周りが霜で固まる場合が多いです。
エアコンのガスが適正な量になっていくと、霜がとけていきます。
最後に
最初にも書きましたが、エアコンのガスのつぎたしは基本やってはいけない作業です。
あまりお勧めはできませんが、とりあえず一夏冷えてくれればいいとか、もう古いから修理はしたくない。
だけどやっぱりとりあえず冷えてほしい。
そんな特別な理由がないかぎりやらない方がいいです。
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