
SR400のフロント周りを軽快かつクラシカルに引き締める「ショートフェンダー化」は、カスタムの第一歩としても非常に人気のメニューです。しかし、いざパーツを選ぼうとすると、似たようなデザインが多くて迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
今回は、SRカスタムの老舗ブランドである**ペイトンプレイス(Peyton Place)製のフロントショートフェンダー(スタビライザー付き:DP-085)**を実際に購入し、装着レビューをお届けします。
取り付けの手順や注意点はもちろん、多くのオーナーが比較対象として悩む**「チャックボックス(ChuckBox)製フェンダー」との決定的な違い**についても、私の「失敗談」を交えて正直にお伝えします。
「1万円の価格差で何が変わるのか?」「安さで選んでも後悔しないか?」——。この記事が、あなたのSRに最適なフェンダー選びのヒントになれば幸いです。
SR400 ペイトンプレイス フロントショートフェンダー(DP-085)の取り付け手順
まず結論から言うと、取り付け作業自体は非常に簡単です。特別な工具や専門知識がなくても、基本的なボルトの脱着ができれば30分程度で完了します。DIYカスタムの入門としても最適です。
1. 純正フェンダーの取り外しと準備
SR400の純正フロントフェンダーは、フロントフォークの内側に4本のネジで固定されています。これらをレンチで取り外すだけで、フェンダー本体がゴソッと外れます。ネジを外す際、タイヤに工具をぶつけないよう注意しましょう。
2. ブレーキホースのステーに関する注意点
作業中に一つ気づいた点があります。純正フェンダーには「ブレーキホースを固定するためのステー」が付属していますが、ペイトンプレイスのショートフェンダーにはこのステーを固定する構造がありません。
そのため、ホースがフリーな状態になります。個人的には「それほど大きな問題はないかな」と判断してそのままにしていますが、フロントフォークが沈み込んだ際にホースがタイヤやフォークに干渉するのが気になる方は、別途クランプを用意するか、タイラップなどでフォークに緩く固定する工夫が必要かもしれません。
スタビライザー付きフェンダーの効果とは?
今回選んだ「DP-085」は、フェンダーとスタビライザーが一体型になったモデルです。単なる泥除けとしての機能だけでなく、フロントフォークの剛性を高める「スタビライザー」としての役割も期待できます。
- ハンドリングの安定化:フロントフォークの左右のねじれを抑制し、コーナリング時の安定感が向上します。
- メカニカルな外観:スタビライザーがあることで、フロント周りに重厚感とカスタム感が増します。
- 振動の軽減:高速走行時のフロントの細かな振れを抑える効果があります。


【正直レビュー】装着後の感想と「少しの後悔」について
取り付け後の全体像が上の写真です。ステンレスの質感が美しく、スタビライザー部分の造形もSRによく似合っています。しかし、正直な感想を言うと……「ChuckBox(チャックボックス)のフェンダーにすればよかったかも」と少し後悔しています。
なぜ「チャックボックス」と比較して後悔したのか?
購入前、チャックボックスから発売されているスタビ付きショートフェンダーとかなり迷いました。画像で見ている限りでは「どちらも似たような形状だろう」と思っていたのですが、いざ自分のバイクに取り付けて実物を見てみると、細かな構造の違いが気になり始めました。
- ステーの立ち上がり方:チャックボックスの方がより肉厚でクラシカルなラインを描いています。
- フェンダーのカットライン:断面の処理や角度が、私の理想とする「カフェレーサー像」にはチャックボックスの方が近かったようです。
- スタビライザーの主張:ペイトンプレイスは比較的スリムですが、チャックボックスはより武骨な印象があります。
私が本来求めていた「よりこだわり抜いた」形はこちらです↓
カスタムにおける「1万円の差」の重み
今回ペイトンプレイスを選んだ最大の理由は「チャックボックスより1万円ほど安かったから」です。少し予算をケチってしまったわけですが、カスタムにおいてこの「1万円の差」は大きかった……。毎日眺めるバイクだからこそ、妥協せずに一番欲しい方を買うべきだったと痛感しています。
ステンレスフェンダーのメンテナンス方法
ペイトンプレイスのフェンダーはステンレス製です。錆に強い素材ではありますが、放置すると表面に「茶サビ」や「くすみ」が発生します。美しさを維持するためのコツを紹介します。
- 定期的な磨き:メッキポリッシュや「ピカール」などの金属磨きで定期的に磨くと、鏡面のような輝きを維持できます。
- 指紋・油分の除去:取り付け時についた指紋は、放置するとシミの原因になります。パーツクリーナーなどでサッと拭き取っておきましょう。
- 泥跳ねの清掃:ショートフェンダーはエンジン側への泥跳ねが増えるため、走行後はフェンダー裏側も水洗いするのが理想です。
SR400ショートフェンダー化に関するQ&A
Q. 車検は通りますか?
A. 基本的にフロントフェンダーの有無や長さだけで車検に落ちることは稀ですが、あまりに短すぎたり、鋭利な形状(歩行者保護に反するもの)だったりすると指摘を受ける可能性があります。今回のショートフェンダー程度の長さであれば、基本的には問題ありません。
Q. 雨の日の走行はどうですか?
A. 純正に比べると泥跳ね・水跳ねは確実に増えます。特に顔やエンジン前部に飛沫が上がりやすくなるため、雨天走行を頻繁にする方は注意が必要です。
あとがき:SRカスタムの王道「ペイトンプレイス」の魅力
今回の私のような個人的な「好み」の不一致はありましたが、ペイトンプレイス(Peyton Place)が素晴らしいメーカーであることに疑いようはありません。
ペイトンプレイスはSR400が発売された初期からパーツを供給し続けているブランドであり、その品質は多くのショップでも認められています。特にステンレスやアルミの加工技術は高く、クラシックカスタムを目指すなら外せない選択肢です。
皆さんがパーツを選ぶ際は、「安さ」よりも「直感的にカッコいいと思った方」を優先することを強くおすすめします!