今回は実際に店舗を構えてリサイクルショップを運営する上での損益分岐点ついて考えていきます。
今回は例として社員2人アルバイト1人で運営していくことを想定してみました。
あくまで目安ですが実際に店舗を運営するイメージになれば幸いです。
掛かる費用項目
人件費:60万
家賃:45万
水道光熱費:10万
ネット:1万円
ゴミ処理:10万円
広告費:1万
燃料費:2万
消耗品費:1万
法廷福利費:8万円
その他いろいろ:10万円
合計148万円
人件費
3人で運営していくとして安めに設定しました。
社員2人50万
アルバイト1人10万
家賃
店舗型リサイクルショップの場合かなり負担になるのが家賃です。
今回は80坪の店舗で45万円の家賃を想定しました。
水道光熱費
意外とかかるのが水道光熱費。
掃除の時にかかる水道代、ガスコンロのチェック、お湯を使うときにはガスが必要になります。
それと電気代もかなりかかります。
夏エアコンを使用すれば20万円近くなる場合もあります。
ネット
インターネット回線も欠かせません。
査定をする場合は必ずインターネットを使用します。
ホームページも作る必要がありますので、サーバー代などもこちらに入れました。
ゴミ処理代
こちらのゴミ処理代は、実際に産業廃棄物業者に支払うお金です。
家具を持ってきたけど売れないから処分する。
あと会社ででたゴミの処分代です。
私の地域では会社で出たゴミは事業ゴミになる為、産業廃棄物処理業者に頼むしかありません。
その地域によってはグレーゾーンで、安く捨てられる場合もあるかもしれません。
この費用は結構かかるものですので、リサイクルショップを実際始めると決めたら事前に確認することが必要です。
広告費
1万円とかなり安く設定しました。
広告なしならかかりませんが、始めたばっかりのリサイクルショップだったら認知度を上げるには必要です。
燃料費
これは車のガソリン代です。
出張買取をするリサイクルショップだったらこのぐらいは掛かります。
消耗品費用
これは掃除に使うブラシや洗剤、整備に使う油などです。
扱う商品によって変わると思いますが、1万円としました。
法廷福利費
あくまで目安です。
その他いろいろ
細かい費用など合わせると、まだまだいろいろあります。
まとめて10万円にしました。
どれぐらい売上が必要か
損益分岐点になる売上はどれぐらい必要か考えて見ます。
原価率は何社か調べてみた平均値35%で計算してみましょう。
だいたいですが230万から240万のあたりがこの仮想店舗の損益分岐点になります。
損益分岐点を調べれば、どのくらいの価格、大きさの商品をどのぐらいの期間で売らないといけないそのような計算もできます。
それ以外にも、この店舗での最低このぐらいは欲しい、坪効率を調べる事もできます。
この店舗で計算すると
230万÷80坪=28750円
だいたい3万円ぐらいの坪効率は必要になるということですね。
あくまで損益分岐点の値での坪効率になりますので、これでは利益が出ないということにもなりますが。
まとめ
損益分岐点の計算はリサイクルショップを始める前でもおおよその値は計算できます。
計算することにより、商品構成の割合を決める目安にもなりますし、最低必要な坪効率を計算することもできます。