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中古の冷蔵庫はダメ?リサイクルショップで冷蔵庫を購入する時の注意点

元リサイクルショップ店員の「No Name」です。

ネットで中古の冷蔵庫のことを検索していると「中古の冷蔵庫は買ってはダメ」と警告している方がいます。

記事のポイント

  • 冷蔵庫の寿命について
  • 中古の冷蔵庫を購入する場合に確認するべきポイント
  • 中古と新品どっちを購入する方がいいのか

中古の冷蔵庫はなぜ買ってはダメと言われているのか

中古の冷蔵庫を購入する時の注意点を話す前に、なぜ中古の冷蔵庫は買ってはダメと言われているのか解説します。

どんな環境で使われているのかわからない

結論から言うと、一番はこれです。

「どんな環境で使われていたかわからない」

そんなの、当たり前でしょ!わかってるよ!って言いたくなると思いますが、ほんとこれにつきます。

たとえば以前に使われていた環境がゴミ屋敷のような場所で使用されていたかもしれません。ゴミ屋敷のような場所では、もちろんゴキブリもでますし、他にいろいろ虫が生息していたかもしれません。

そのような環境に設置されていた冷蔵庫は、内部にカビが生えていたり、冷蔵庫内に何かのソースがこびりついていたり、かなり汚い場合が多いです。リサイクルショップの店員は掃除のプロでもありますので、かなり汚れのある冷蔵庫でもある程度綺麗にできます。

ただし、見えない部分は完全に綺麗にできない場合もあるんです。

販売されていて、目で見えている部分だけ綺麗になっていれば気にしない!って方は、中古の冷蔵庫を購入するのに向いています。

ソースシミまでついているとリサイクルショップでも綺麗におとすことができない場合もあります

中古と新品、どちらを選ぶべき?一人暮らしに最適な冷蔵庫の選び方

一人暮らしを始める際、冷蔵庫選びは大きな決断の一つです。特に「中古にするべきか、それとも新品を選ぶべきか」と迷う方も多いですよね。

予算を抑えたい一方で、家電は長く使うものだから、できるだけ安心して使いたいというのが本音だと思います。

ここでは、一人暮らしに最適な冷蔵庫選びについて、中古と新品の両方を比較しながら、あなたに合った選択をお手伝いします。

中古冷蔵庫は何年使える?寿命と耐久性の目安を解説

中古冷蔵庫の寿命や耐久性については、新品と比較しても気になるポイントですよね。

一般的には、冷蔵庫の寿命は約10〜15年とされています。

ただし、使用環境によっても大きく変わるため、あくまで目安です。中古の場合、すでに数年使われた状態で購入することになるので、その分短くなることを覚えておきましょう。

たとえば、5年使用された冷蔵庫を購入した場合、あと5〜10年が目安となることが多いです。

冷蔵庫は日常的に使う家電であり、部品が劣化します。特に使用環境(冷蔵庫が設置されていた環境や場所)によって劣化の状態はかわってきます。

一人暮らしにおすすめの冷蔵庫は?中古vs新品の比較

一人暮らしに最適な冷蔵庫を選ぶ際、「中古か新品か」という選択は重要です。それぞれにメリット・デメリットがあり、自分の生活スタイルや予算に合わせて選ぶことが大切です。

まず、新品の冷蔵庫のメリットは、最新の機能や省エネ性能が搭載されていることです。

たとえば、最近の省エネモデルでは電気代が抑えられ、長期的なコストを考えると非常にお得です。小型の一人暮らし用冷蔵庫(100〜150リットルクラス)の場合、月々の電気代は数百円程度に抑えられることもあります。また、保証がしっかりしているため、万が一故障しても安心です。

一方、中古の冷蔵庫は、購入価格が大きく抑えられるのが最大のメリットです。例えば、新品だと3〜5万円する一人暮らし向けの冷蔵庫が、中古なら1〜2万円で手に入ることもあります。

特に初期費用を抑えたい学生や新社会人には魅力的な選択肢です。ただし、使用年数が経過しているものは省エネ性能が劣る場合があり、長期的な電気代が高くなるリスクもあります。

どちらを選ぶべきかは、あなたのライフスタイルに合わせて判断することが大切です。例えば、「短期間の引っ越しが多い」「初期費用を抑えたい」という方には中古冷蔵庫がぴったり。

一方、「長く安心して使いたい」「電気代を抑えたい」という方は新品の冷蔵庫が適しているでしょう。

リサイクルショップで中古の冷蔵庫を購入する時に確認するべきポイント

保証期間

中古冷蔵庫を購入する際は、保証があるかどうかは非常に重要です。

特に冷蔵庫のような大型家電は、故障時に高額な修理費がかかることがあるため、保証の有無が選択の鍵になります。

中古冷蔵庫を購入する際は、必ず保証の内容を確認し、修理対応がどこまで含まれているのかも把握しておきましょう。

ほとんどのリサイクルショップでは保証をつけて販売していますが、「初期不良のみ対応します!ぐらいの簡単な保証」だけで販売している中古の冷蔵庫もあります。

使い始めてすぐに不具合が出ない場合もありますので、最低でも3ヶ月は保証のある中古品を買いましょう。

保証のついていない「中古の冷蔵庫は絶対に買ってはダメ」です。

僕の勤務していたリサイクルショップでは、1万円以上の冷蔵庫には半年間の保証、1万円以下の冷蔵庫に関しては3ヶ月間の保証をつけて販売していました。

保証なしの中古冷蔵庫は買ってはダメ

冷蔵庫はリサイクル家電ですので、冷蔵庫を処分する時にリサイクル料金を支払う必要があります。

いくら安いからといって、保証なしの冷蔵庫を購入して半年くらいで壊れてしまったら、かなり大変です。

リサイクル料金を支払って廃棄する必要があります。リサイクルショップも無料では引き取ってくれません。

保証なしだけど5000円で安いから購入しよう!なんてことは絶対にやってはダメです。

できれば半年間くらいは保証のある冷蔵庫を購入した方がいいと思います。

年式やメーカー状態にもよりますが、冷えないなどの壊れている冷蔵庫でも、買取してくれる会社があります。車で持ち込む必要がありますが、壊れた冷蔵庫の処分に困っている方は問い合わせしてみる価値があるかもしれません。浜屋という会社です↓
>>https://www.hamaya-corp.co.jp/

年式は古くても5年以内

いくら安いからといっても年式は5年以内くらいのものにしましょう。

古い年式の方が価格は安くなっていくのですが、古い冷蔵庫の方が壊れる可能性も高くなります。

使用している環境にもよると思いますが、経験上コンプレッサーの故障は7年目くらいから多くなってくる印象です。コンプレッサーが壊れてしまった冷蔵庫は基本的に廃棄と考えた方がいいです。

コンプレッサーの修理となると費用がかなり発生するため、修理してまで使用するメリットがありません。

豆知識

ちなみに冷蔵庫のコンプレッサーは新品での購入日より、メーカー保証として5年間保証がついている場合があります(すべてのメーカーかは、詳しくないのでわかりませんが、新品で購入してコンプレッサーが壊れた場合はメーカーか販売店に連絡するといいと思います)

コンプレッサー以外の部分のメーカー保証はおそらく1年です。

もともと、中古の冷蔵庫を購入しようと考えているということは、価格が安いものを求めていると思いますので難しいところではありますが、あまり古いものを購入するのはダメです。

それと、リサイクルショップにもよりますが、自分のリサイクルショップの場合、買取基準の年式が7年以内だったので、

たとえば、7年前の中古の冷蔵庫を購入した場合、もうリサイクルショップで引取や買取はしてくれません。ですので、最終的には個人でリサイクル費用を払って処分する必要があります。

3年前の中古の冷蔵庫を購入すれば3年使って、またリサイクルショップに引き取り、または買取してくれる可能性だってあります。

使用したい年数が決まっている場合

年式の選ぶポイントとしては、使用したい年数が決まっているなら、経過した後の処理の仕方を最初から考えておくといいです。

  1. 単身赴任で2年だけ使用したい場合→3年落ちくらいのものを購入して、使用後は購入したリサイクルショップなどに買取してもらう
  2. 7年落ちの冷蔵庫を最初に購入し、使用後は9年落ちになってしまうので、買取してくれる場所がないのでリサイクル料金を支払って廃棄
  3. 中古で2年落ちのシャープ冷蔵庫を2万5000円で購入→2年使用→リサイクルショップに5000円で買取(差額2万円)
  4. 新品で4万円のシャープの冷蔵庫を購入→2年間使用→買取価格1万円(差額2万円)

上に記載したのはあくまで例になります。実際にそうなるとは限りません。ほんとにいろいろケースを考えていくと、どれがいちばんいいのかわからなくなってしまいますが....そのリサイクルショップの販売価格などをよく見て考えるといいと思います。個人的には使用したい年数が決まっている場合は、2番の7年落ちの冷蔵庫の購入はおすすすめできません。ちなみに壊れるまで使い切るケースなら7年落ちくらいの冷蔵庫を購入するのもありかもしれません

中古の冷蔵庫はダメ!を総括

購入する時の状態が綺麗であれば、前に使っていた環境などは気にしない!そんな方なら中古の冷蔵庫を購入してもいいかもしれません。

中古の冷蔵庫なら半額以下で購入できる場合もありますからね!

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