FIRE SERVICE × B by BEAMS 日本製セルビッジデニム|ヒゲ・ハチノスが美しいレギュラーフィット

今回紹介するのは、FIRE SERVICE(ファイヤーサービス)とB:MING by BEAMS(ビーミング by ビームス)の共同企画による日本製ジーンズです。

モデルはREGULAR FIT(レギュラーフィット)。サイズ表記は30で、綿100%のデニム生地、ボタンフライ、セルビッジといった本格的なディテールを備えています。

今回の一本で特に印象的なのが、メリハリのあるインディゴの色落ちです。

太ももには立体的なヒゲ、膝裏にはハチノスが現れ、裾周辺にも独特のアタリが見られます。濃いインディゴが残る部分と、明るく色落ちした部分のコントラストが美しいジーンズです。

一方で、股部分などには擦れやほつれもあります。今回は色落ちの魅力だけでなく、実際のコンディションも含めて全13枚の写真で詳しく紹介します。

FIRE SERVICE B:MING by BEAMS 日本製デニム 正面全体
画像01:FIRE SERVICE × B:MING by BEAMSの日本製ジーンズ。太もものヒゲと濃淡のある色落ちが印象的です。

FIRE SERVICEとB:MING by BEAMSの関係

FIRE SERVICEは、デニムデザイナーの本澤裕治氏が手掛けるブランドです。

本澤氏はデニム分野で豊富な経験を持つ人物として知られ、B:MING by BEAMSとの共同企画でも、デニム生地やシルエットへのこだわりが紹介されています。

B:MING by BEAMSは、セレクトショップBEAMSが展開するレーベルのひとつです。

両者は同じ会社というわけではなく、FIRE SERVICEのデニムに関する専門性と、BEAMS側の商品企画を組み合わせたコラボレーションという関係になります。

BEAMS公式でも紹介されていたレギュラーフィット

BEAMS公式サイトの過去の特集「B:MING BEST BASIC」では、FIRE SERVICE × B:MING by BEAMSのデニムパンツが紹介されています。

ラインナップにはスキニー、スリム、レギュラーといったシルエットがあり、レギュラーフィットは「育てるデニム」をテーマにした定番モデルとして掲載されていました。

公式紹介では、広島県のカイハラ社製デニム生地を使用し、穿き込むことでヴィンテージのような色落ちを楽しめることが説明されています。

当時の掲載価格は11,000円+税です。

参考:BEAMS公式「B:MING BEST BASIC」

なお、今回紹介する個体の型番は「15F-003BM」とされていますが、公式資料との型番の完全一致までは確認できていません。そのため、カイハラ社製という説明は同シリーズの公式情報として紹介しています。

REGULAR FITの自然なストレートシルエット

FIRE SERVICE BEAMS レギュラーフィット デニム 背面全体
画像02:背面全体。ヒップから裾まで自然なラインを描くレギュラーフィット。

品質表示タグには「REGULAR FIT」と記載されています。

レギュラーフィットは、極端に細いスキニーやスリムとは異なり、適度なゆとりを持たせた標準的なシルエットです。

今回のジーンズは、平置きでワタリ幅29cm、裾幅19cm。太すぎず細すぎないバランスで、普段使いしやすい形状に見えます。

濃紺デニムとして穿き始めるのも魅力的ですが、今回のように穿き込まれた個体では、シルエットに加えて経年変化も大きな見どころになります。

太もものヒゲが生み出す立体的な色落ち

FIRE SERVICE デニム 太もものヒゲとインディゴの色落ち
画像03:腰から太ももにかけての色落ち。横方向に伸びるヒゲが確認できます。

このジーンズで最も目を引くのが、太ももに現れたヒゲです。

ヒゲとは、ジーンズを穿いたときに腰や股周辺にできるシワに沿って、横方向に生じる色落ちのことです。

今回の個体では、左右の太ももに複数のラインが入り、濃いインディゴと明るいブルーの差がはっきりしています。

特に股の付け根から外側へ伸びる色落ちは立体的で、穿き込まれたデニムらしい迫力があります。

また、全体が均一に薄くなっているのではなく、濃紺部分がしっかり残っている点も魅力です。

色落ちした部分だけが強調されるため、ジーンズ全体にメリハリのある表情が生まれています。

股部分には擦れやほつれも見られる

FIRE SERVICE ジーンズ 股部分の擦れとダメージ
画像04:股部分の拡大写真。縫い目周辺に擦れや糸のほつれが見られます。

古着のジーンズを確認する際、色落ちと同じくらい重要なのが股部分の状態です。

今回の個体には、股の縫い目周辺に擦れや糸のほつれが確認できます。

この部分は歩行や着座によって摩擦が生じやすく、ジーンズの中でも傷みが出やすい箇所です。

色落ちの美しさだけで判断するのではなく、こうした生地の状態も確認しておきたいところです。

写真からダメージの深さや今後の耐久性まで断定することはできませんが、必要に応じて補修を検討する部分といえます。

裾付近のアタリとインディゴの濃淡

FIRE SERVICE デニム 裾周辺のアタリと擦れ
画像05:裾付近には横方向のアタリや白っぽい擦れが見られます。

裾付近にも独特の色落ちが現れています。

横方向に入ったアタリは、着用時に生地が重なったり擦れたりすることで生じたものと考えられます。

濃いインディゴの中に明るいラインが浮かび上がり、太ももや膝裏とは異なる表情になっています。

ただし、部分的には生地の擦れも見られるため、単なる色落ちとは区別して確認する必要があります。

セルビッジ付きデニムのディテール

FIRE SERVICE B:MING by BEAMS セルビッジデニム 裾の耳
画像06:裾を折り返した状態。生地の端にセルビッジが確認できます。

裾を折り返すと、セルビッジと呼ばれる生地の耳が確認できます。

セルビッジはデニム生地の端にある織りの仕上げ部分で、ヴィンテージジーンズや本格的なデニム製品で注目されるディテールです。

今回の個体には、白い耳部分に色糸が入っています。

セルビッジの色や仕様だけで製造年代や生地メーカーを特定することはできませんが、こうした細部もデニム好きには魅力的なポイントです。

ボタンフライと内側の縫製

FIRE SERVICE 日本製ジーンズ ボタンフライ 内側の仕様
画像07:ボタンフライ仕様。内側の縫製や品質表示も確認できます。

フロントはジッパーではなく、ボタンフライを採用しています。

トップボタンはゴールド系、その下にはシルバー系のボタンが並びます。

ボタンホール周辺にはオレンジ系の糸が使われており、インディゴデニムとの組み合わせが印象的です。

こうした細かなディテールからも、シンプルな外観だけでは分からないジーンズの個性を感じられます。

FIRE SERVICEのブランドタグ

FIRE SERVICE ブランドタグ 内側の織りネーム
画像08:ウエスト内側のブランドタグ。FIRE SERVICEのロゴが確認できます。

ウエスト内側には、FIRE SERVICEのブランドタグが取り付けられています。

クラシックな雰囲気のロゴデザインで、デニムの縫製やボタンの仕様ともよく調和しています。

ブランドを確認する際には、外側のパッチだけでなく、内側のタグも重要な手掛かりになります。

MADE IN JAPAN・綿100%・サイズ30

FIRE SERVICE MADE IN JAPAN REGULAR FIT SIZE30 綿100%
画像09:日本製、レギュラーフィット、サイズ30、綿100%の表記。

品質表示タグには「MADE IN JAPAN」「REGULAR FIT」「SIZE 30」と記載されています。

素材は綿100%です。

ストレッチ素材を混紡したジーンズとは異なり、コットンデニムならではの風合いと経年変化を楽しめる仕様です。

型番は15F-003BMとされています。製造年については確実な情報が確認できていないため、年代の断定は避けています。

背面のシンプルなレザーパッチ

FIRE SERVICE BEAMS デニム レザーパッチとバックポケット
画像10:背面ウエストの茶色いパッチとバックポケット。

ウエスト背面には、茶色のパッチが取り付けられています。

大きなロゴや装飾はなく、すっきりとしたデザインです。

バックポケットも比較的シンプルな形状で、オレンジ系のステッチがアクセントになっています。

装飾を控えたデザインだからこそ、デニムそのものの色落ちが引き立っています。

膝裏のハチノスが美しい

FIRE SERVICE 日本製デニム 膝裏のハチノス
画像11:膝裏のハチノス。左右で異なるシワの形状が確認できます。

太もものヒゲと並んで注目したいのが、膝裏のハチノスです。

ハチノスとは、膝の曲げ伸ばしによって生じるシワに沿って、蜂の巣のような模様が現れる色落ちのことです。

今回のジーンズでは、左右の膝裏に複数の斜めのラインが入り、濃淡がはっきりした表情になっています。

太もものヒゲが横方向の力強い色落ちなのに対して、膝裏のハチノスは複雑に交差するようなラインが特徴です。

前後で異なる色落ちを楽しめることも、この一本の魅力です。

裾のダメージとアタリを拡大

裾部分を拡大すると、色落ちの細かな表情がより分かります。

生地が重なっていたと思われる部分に横方向のラインが入り、その周辺には白っぽい擦れも見られます。

こうした経年変化は、デニムを穿き込む楽しさのひとつですが、同時に生地の傷みとして確認しておきたい部分でもあります。

股下の擦れ・ほつれを詳しく確認

画像13:股下の拡大写真。縫い目付近に擦れや糸のほつれが見られます。

最後に、股下のダメージを詳しく確認します。

縫い目の周辺には、生地の擦れや糸のほつれが見られます。

股下は摩擦による負担がかかりやすい場所のため、古着のジーンズを購入する際には特に確認しておきたい部分です。

今回の個体についても、色落ちの美しさだけでなく、この部分の状態を理解したうえで評価することが大切です。

FIRE SERVICE レギュラーフィットの実寸サイズ

サイズ表記は30です。平置きでの実寸は以下のとおりです。

項目サイズ
ブランドFIRE SERVICE × B:MING by BEAMS
フィットREGULAR FIT
表記サイズ30
ウエスト平置き約39cm
ウエスト周囲換算約78cm
股上約25cm
ワタリ幅約29cm
股下約71.5cm
裾幅約19cm
素材綿100%
生産国日本
型番15F-003BM(申告情報)

※平置き採寸のため、測定方法によって多少の誤差があります。

表記サイズだけでは着用感を判断しにくいため、古着を購入する際には実寸を参考にすることをおすすめします。

色落ちの魅力と中古品としてのコンディション

今回のFIRE SERVICEのジーンズは、インディゴの濃淡が非常に印象的な一本です。

太もものヒゲ、膝裏のハチノス、裾のアタリなど、穿き込まれたデニムならではの表情が随所に現れています。

一方で、股部分や裾付近などには擦れやほつれも確認できます。

色落ちやダメージに対する感じ方には個人差があるため、状態を一律に断定するのではなく、全13枚の写真で確認していただければと思います。

まとめ|BEAMSとの共同企画による日本製デニム

FIRE SERVICE × B:MING by BEAMSのレギュラーフィットジーンズは、日本製・綿100%・ボタンフライ・セルビッジといったデニム好きには魅力的な仕様を備えています。

BEAMS公式の過去の特集でも、同シリーズは「育てるデニム」をコンセプトにしたモデルとして紹介されていました。

今回の一本は、まさにそのコンセプトを思わせるような色落ちが特徴です。

ヒゲやハチノスの濃淡が美しく、濃紺の新品に近い状態とはまた違った魅力があります。

ダメージもあるため好みは分かれると思いますが、経年変化を楽しむジーンズとして興味深い一本です。

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